エリオット波動1 エリオット波動とは!?

FXトレード

今後のストーリーを予測してトレードするために

「FXトレードをする際、今後どんな値動きをするのか知りたい」「FXをするときに、何か値動きに法則はないのか」そう思っている方も多いのではないでしょうか。

今後チャートがどのような方向に動くのか、このチャートがどこまで伸びていくのかといった未来を想像することができればどこからエントリーしてどこで利確すればいいのかというのが明確になっていくのではないでしょうか。私が再三にわたって話している「戦略的トレード」といったストーリーを考えてトレードができるようになるのです。

値動きの仕方には、法則がありこの法則のことを「エリオット波動」と言います。これを使うことで、未来の予測をすることができるようになるのです。今回エリオット波動の基本をしっかりと学ぶことで直接的に使わなくても、頭の片隅に入れておくだけでも今後どのような動きになるかということを考える参考になるのではないかと考えております。

エリオット波動入門・基礎

エリオット波動とは 上昇5波下降3波

エリオット波動は、上昇5波下降3波の計8つの波動で形成されています。上昇する際に、2歩上げ1歩下げ2歩上げて1歩下げ最後に2歩上げてチャートは完成します。下降する際も、2歩下げ1歩上げ最後に2歩下げるといった形を形成するのです。

上昇5波のそれぞれどんな状態かを説明します。

1波・・・それまで作ってきた下降トレンドの延長と見ている人がほとんど1波動目と判断することはできません。下落トレンドが続いてきた以上、1波動目として上昇してきたとみていたとしても、継続的に下降トレンドが続く可能性があるのです。ですから、ここでは小さな波動になりやすく一部の大口が買い集めを始めるところになります。

2波・・・1波動目を下落トレンド継続と見ている人が再び売ります。しかし、売り残りが少ないため、安値が更新せず下落トレンド継続ができなくなります。

3波・・・売り圧がほぼなくなったことから、「買い」が入ります。多くの投資家が買い、巨大な上昇の波動ができるのが3波動目です。そのため一番長くなりやすい傾向があります。

4波・・・そろそろ天井と見て売り始める人が出てきます。一方で、3波動目で価格が上がりすぎたため、少し価格が下落してから買いなおそうと思っている人の買いも出てきます。そのため、4波動目は2波動目のような下落ではなく、小さな下落調整となります。

5波・・・誰が見ても上昇トレンド中だとわかる最後の上げになります。

A波・・・大口が利確をし下落し始めます。売り抜けが始まるところになり、下降トレンドが始まります。

B波・・・まだ上昇トレンドが継続すると思っている人が、価格が落ちたことを理由に買いが入ります。ただし、買いたいと思う人が少なくなるため大きくは上昇しません。

C波・・・B波で上昇しきらなかったことから売る人が続出し、大きく下落をします。

このように、投資家の心理によって8つの波動はできているのです。

エリオット波動 5つの基本パターン

インパルス
ダイアゴナル
ジグザク
フラット
トライアングル

この5つの基本波形のうちどれなのかということを見極めることができるようになることが重要な基礎となっていきます。

エリオット波動どちらの波なのか

推進波・・・一回り大きなトレンドの方向を示す波(インパルス、ダイアゴナル)

修正波・・・一回り大きなトレンドに逆行する波(ジグザク、フラット、トライアングル)

これらのエリオット波動を知ったうえで、どうトレードに生かしていくか、どのような波動のときにトレードをしたらよいのか、リスクリワードに基づいたエリオット波動によるエントリーと利確、損切りの考え方をつかむことができるようになるでしょう。

なぜエリオット波動を習得するのがよいのか

テクニカル分析の中には、様々なインジケーターがあります。しかし、私はその中でもこのエリオット波動をしっかり身につけることは非常に優位性があると思っています。

移動平均線やMACDといったトレンドフォロー指標、RSIやストキャスティクスオシレーター指標などさまざまありますが、エリオット波動とこれら他の指標で大きく違う点は限定的にその部分しかチャートについて理解できないという点が挙げられます。

トレンドが新しくできたものか、それとも古いものかといった全体の動きに即した動きかどうかが理解できないという問題点があります。

エリオット波動なら、今はトレンドのどの部分なのか、利確をどこにすればよいのかといったことが非常に明確になりやすいという点があります。トレンド継続なのかトレンド調整をするための修正段階なのかといったことも分かるようになります。

また、想定と違った動きになればどこの点を超えると損切りしなけばならないとといった情報もつかみやすくなるのです。

エリオット波動によってトレードが向上する5つのポイント

1、トレンドがどちらなのかがわかる
2、トレンドの間の調整なのかが判断できるようになる
3、トレンドの始まりなのか、終わりなのかがわかる
4、信頼できる利確ポイントがわかる
5、想定が違うと判断できるポイントがわかりやすい

1、トレンドがどちらなのかがわかる

エリオット波動の波動原理によってトレンドがどちらなのかということを判断することができます。エリオット波動の考え方で言うと、上昇するときにはエリオット波動上5波を形成します。

ですから、この5つの波で形成されている上昇が確認できれば上昇トレンドということがわかります。逆に5つの波で形成されている下降が確認できればそれは下降トレンドであるということがわかります。

私が、よく言葉にしている「トレンドフォロー、順張り」という言葉の通り、トレンドの方向にトレードしようとお話ししていますが、この順張りができるようになるうえでもエリオット波動を学ぶ優位性があるということです。

2、トレンドの間の調整なのかが判断できるようになる

エリオット波動原理として大きなトレンド形成するときに5つの波を形成します。この大きな波の中には、1波動目上昇、2波動目下降修正、3波動目上昇、4波動目下降修正、5波動目上昇となっています。

この中でトレンドの間の調整になっているのが2波動目と4波動目です。エリオット波動では、2波動目と4波動目では「修正3波」を作り、「ジグザグ、フラット、トライアングル」といった形をつくります。これだけを知っておくだけで、上昇トレンドの中の押し目で買うことができるようになるのです。

この基本的な考えを知っておくことで、トレンドに順張りでありつつ、押し目でしっかりと買うことができるようになるわけです。

3、トレンドの始まりなのか、終わりなのかがわかる

トレンドが始まったばかりなのか、もう終わりに近づいているかが判断できることでエントリーすべきなのか、もう利確した方がいいのかといったことがわかるようになります。

たとえば、大きな上昇トレンドを作っている中で上昇5波の中のすでに5波動目のなかの3波動目であった場合、残るのは5波動目の4波動目と5波動目しか残っていないことがわかれば「買うにはもう遅い」といった判断ができるようになります。

FXをする際に、今後どうなるかということを当てることはできませんが予想を立てておくことで、準備をしておくことができるでしょう。ほかのRSIといったトレンド転換がわかるオシレーターなどでダイバージェンスと一緒に使うことができれば、さらに確度が上がるのではないでしょうか。

4、信頼できる利確ポイントがわかる

R.Nエリオットは、波動原理について「フィボナッチ数列がエリオット波動原理の数学的基礎だ」と述べました。エリオット波動は、インパルス(上昇5波)や修正波も特定のフィボナッチ比率に従う傾向があるということです。ですから、今何波動目なのかがわかることで今後どこまで伸びていくかがだいたい決まっているということなのです。

それは、上昇5波のインパルスの場合、1波動目と3波動目と5波動目のそれぞれの長さに比率関係が生まれます。この比率を考えることで、利確ポイントをどこにすればいいかの目安を決めることができるのです。

修正波も同じように決まっています。上昇に対して、どれくらいの修正波ができるのかということをフィボナッチ比率によって想定することができます。これを覚えておくことで、「押し目がどこまできてどこで買えばよいのか、どこで拾えばよいのか」ということも分かるのです。

5、想定と違うと判断できるポイントがたった3つ

エリオット波動分析により、想定と違うと判断できるポイントがわかりやすいのです。そのポイントは、「価格がここまで上昇(下降)したらもうこの想定のようにはいかない」と考えられる価格水準のことです。自分の想定が違うということをいち早く知ることができることで、違うストーリーを考えトレードを見直すことができます。

そのポイントはたった3つであり、これに当てはまっているかどうかだけを意識するだけでよいのです。

 

ルール1 2波は1波以上に下回ることはない
ルール2 4波の終点は1波の範囲には入らない
ルール3 1波、3波、5波の中で3波が一番小さくなることはない

このうち1つでもルールに反している部分が見つかったのならば、その波動カウントが違うということがわかるのです。例えば、下落トレンドから上昇5波の上昇トレンドが始まるとみて、1波動目の後の2波動目で「買い」によるエントリーをしようとしたときの話です。

2波動目だと思っていた修正波が、1波動目を割り込んで下回ってしまったのならば、これは数え間違えということになり下落トレンドが継続するということがわかるのです。

エリオット波動論によるトレードに適する4つのポイントとは

エリオット波動論によるトレードに適しているのは3波、5波、A波、C波の4つです。

なぜかというと、この4つの波動は大きなトレンドの方向と同じ方向に動くからです。上昇トレンドなのに「ショート」で入ったり、下降トレンドなのに「ロング」で入ってしまうと一気に勝率が落ちてしまいます。優位性のあるトレードは、「トレンドに順張りである」ということです。ここから考えてもトレードする場所はこの4つに絞るべきなのです。

トレードをする大事なことは無理して利益をとりにいくことではありません。成功する確率の高いところまでまって、トレードすることなのです。エリオット波動論を理解しておくことで、トレードする場所が明確になっていくでしょう。

この4つの波動にエントリーするということはその4つの波動の直前の波動がどこで終了するかに注目しておくべきなのです。2波による反落が3波のトレンドに乗るエントリーチャンスを与えてくれます。また、5波がA波による下落の売りのチャンスを与えてくれるのです。

逆に修正波である2波動目や4波動目といったところでは、トレードが非常に難しいです。逆張りとなるため利幅が小さいこと共に、ジグザグ、フラット、拡大型フラットやトライアングルといった難しい形が出てきてエントリーするタイミングも難しいのです。

他のテクニカル分析も併用して確度の高いトレードを実現していくと効果的に使うことができるようになります。
エリオット波動の特徴、エリオット波動論の基本原理、ルールを理解して活用していきましょう。

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