RSIでいち早くトレンド転換を準備するためには??

FXトレード

RSIとはどんなもの?

RSIは、日本語でいうと総対力指数と言います。RSIは、オシレーター系のテクニカル指標の代表で、人気ある指標の1つです。

パラポリックやDMI、ピボットといった多くのテクニカル指標を生み出したJWワイルダーという人が考えました。相場がどれだけ強いのか、弱いのかといったこと、どれくらい過熱している相場なのか、絶望しているのかといったことを表している指標です。

「買われ過ぎた」「売られ過ぎた」といっても、どれくらいが買われ過ぎなのか、どれくらいが売られ過ぎなのかといったことが分からないと思います。その基準を示すのがRSIです。

一定の期間の間において、上昇と下落どちらの勢いが強いかを見る指標です。数値が0~100%まである中で、50%を基準に上下に数値が動くようになっています。

RSIは50%以上となれば、上昇中であるということになり、逆に50%以下であれば下降中であるということになります。

RSIの数値やどちらの方向に線が伸びているのかということをみることで今「買いが強いのか」「売りが強いのか」ということを50%基準に設定で14日を使うことが多いです。75%以上は買われ過ぎ、30%以下は売られ過ぎとみるのが普通です。

RSIは、どれくらいその相場が過熱しているのか、どれくらい強いのか弱いのかといったことをみるものであるため、上がってきた相場や下がってきた相場に対して、「そろそろ上昇転換するんじゃないかな」ということであったり、「そろそろ暴落するんじゃないか」といったことをみるものになります。

しかし、これは「そろそろ」といった言葉になるので、このタイミングで下落するかということが逆張りということになります。

逆張りシグナルとして使う

RSIの数値が、70~80%を超えると買われ過ぎ、RSIの数値が20~30%を割ると売られすぎという判断になります。この数値になった時に、今後「上がるだろう」「下がるだろう」ということを予測してエントリーすることになります。

RSI計算式

最初に14日間RSIを求める式
14日間の値上がり幅の平均÷(14日間の値上がり幅の平均+14日間の値下がり幅の平均)×100

2日目以降の14日間RSIを求める式
14日間の値上がり幅の平均÷(14日間の値上がり幅の平均÷14日間の値下がり幅の平均)×100

という計算で求めることができます。

実際に計算式に当てはめてやってみます。例えば、1日目が100円だとします。その増減を計算式に当てはめていきます。
前日比を計算式に当てはめるため、15日間のデータが必要になります。

1日目 100円   8日目 170円
2日目 120円   9日目 150円
3日目 110円  10日目 190円
4日目 130円  11日目 200円
5日目 140円  12日目 220円
6日目 150円  13日目 210円
7日目 180円  14日目 220円
15日目 200円

このうち、14日間の中の値上がり幅を求めます。
前日より上昇した日の値上がり幅のみを足します。

(20円+20円+10円+10円+30円+40円+10円+20円+10円)=170円

この合計170円を14日間で割ると12.143になります。

14日間の中の値下がり幅を求めます。
前日より価格が下落した日についても同じように計算します。

(10円+10円+20円+10円+20円)=70円

これを先ほどの計算式に当てはめます。
12.134÷(12.134+5)×100=70.83

RSIは70.83となるのです。
70.83となるので今回「買われ過ぎ」の過熱相場になっているということが分かります。

RSIの見方

RSIが70%以上になると買われ過ぎゾーンとなり、逆に30%以下になると売られ過ぎゾーンに入るということになります。ですから、買われ過ぎ、売られ過ぎなのかどうかを見ることで相場の転換を予想することができるようになります。

もう一つの見方が逆行現象の見方です。逆行現象は、別名「ダイバージェンス」とも言います。この現象を見ることで、相場の転換も見ることができるようになります。

RSIの使い方

①レンジ相場、ボックス相場の中で一定の値幅の中で逆張りをして売買する方法

この方法が、RSIの「買われ過ぎ」「売られ過ぎ」を見ながら逆張りする方法です。

わたしは、基本的にトレンドの中で順張りをするという方法をお勧めしていますが、一定の値幅で小さく動くレンジ相場の中で使うことができます。
このレンジ相場の中で、逆張りをしてこまかく上下の値幅を取る方法としてRSIを使うことは有効でしょう。

レンジ相場であることを見つけ、RSIが70や80になったら「買われ過ぎ」という水準になるのでここまできたら「売り」(ショート)エントリーで入ります。売りエントリーで入ってレンジ相場の中で下落したら利益確定をします。逆にこのレンジ相場の中で、RSIが20や30になったら「売られ過ぎ」という水準になるのでここまできたら「買い」(ロング)エントリーで入ります。

損切りは、このレンジ相場から上もしくは下にブレイクしてしまった場合に損切りをします。

②トレンド相場のなかでトレンド転換を見極めてエントリーを考える方法

この方法は、逆行現象といい英語でダイバージェンスという方法になります。
ダイバージェンスの中でも、レギュラーダイバージェンスというものになります。

ダイバージェンスとはどんなもの?

チャートの安値が切りあがり高値が更新する上昇トレンドになっているという状況だとします。このチャートに対して、下に表示させている「オシレーター」の中のRSIを見るとわかります。

チャートが上昇トレンドになっている中、RSIの高値が切り下がっているとします。これはチャートが上昇に対して、RSIが下落ということになるので「逆行現象」が起きているのが分かると思います。

これは何を表しているかというと、「まもなく下降トレンドに転換するかもしれない」ということを表していることになります。チャートが下降トレンドになるためには、時間がかかります。先に、トレンド転換を示してくれるのがRSIのダイバージェンスという現象なのです。

チャートが下落トレンドになっている中、RSIの安値が切りあがっているとします。これはチャートが下落しているのに対して、RSIが上昇ということになるので「逆行現象」が起きているのが分かると思います。
RSIとチャートが逆行になっていれば、「まもなく上昇トレンドになるかも」とトレンド転換を示してくれるものになるのです。

RSIのデメリット

RSIは、設定した期間内の中でどれくらい上昇しているのか、どれくらい下落しているのかのみをはかるものになります。

その中で、一定の値幅内で上昇したり下降したりする場合は使うことができますが、大きなトレンドを形成しているときはだましになってしまう可能性があります。

買われ過ぎの域である70%以上を超えてきたとしても、まだまだ価格は上昇していく可能性があるからです。また、30%以下になったとしても、まだまだ相場が下落していく可能性もあるということです。それくらい、このRSIの数値だけでは判断してはいけないということです。

こういうこともあるため、ダイバージェンスの考え方や売られ過ぎ、買われ過ぎの加熱を数値だけで判断する方法よりも、他のテクニカル分析も使ってやったほうがしっかりとトレードに生かすことができるということになります。

RSIと相性のよいインジケーター

RSIと相性の良いインジケーターを知っていますか?RSIと相性のいいインジケーターとして、「MACD」があります。
→MACDの説明はこちら

初心者にお勧めのインジケーターMACD(マックディー)
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RSIと同じようにダイバージェンスといった「逆行現象」を示すので、トレンドの転換に早く気づくことができます。RSIで、逆張り的に「買われ過ぎ」「売られ過ぎ」をみるとともに、MACDでトレンドがどちらの方向なのかを「ゴールデンクロス」や「デッドクロス」といったもので見ることができます。
MACDは短期的な目線で使うため、一定のレンジ内で有効性がたかいです。一方RSIも、レンジ相場のなかのボックス相場などで売られ過ぎ、買われ過ぎを見ることができるため相性よく伝えることができると思います。

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